健康・快適な暮らしの理由 ③

高血圧を予防することで、バスタイムも快適に

浴室・脱衣所

健康・快適な暮らしの理由 ③

高血圧を予防することで、バスタイムも快適に

浴室・脱衣所

高齢になるほど、室温低下による血圧上昇が大きくなると言われているそうですよ

日本人の3人に1人は「高血圧」なのだとか。血圧が高い状態をそのままにしておくと、ご存知のとおり脳や腎臓、心臓などに負担がかかり病気・障害の原因に。高血圧を予防するためには、生活習慣の改善などとともに、室内の温度管理も重要と言われています。

窓リフォームで“あったかい家”にしたら
      血圧が下がった!

夏と冬の気候の差が大きい日本では、季節ごとの気温の変化により血圧にも影響がありますので、特に高血圧の人は注意が必要です。では、断熱性の高い住まいと低い住まいでは、血圧の変化にどのくらいの差がでるのでしょうか?

断熱リフォーム前と後における、起床時の血圧の比較

断熱は食生活の改善や運動による予防と同じくらい大事なんだね

断熱は食生活の改善や運動による予防と同じくらい大事なんだね

●断熱改修前後の2回測定を行った居住者(改修あり群)と
断熱改修せずに2回測定を行った居住者(改修なし群)の
血圧変化量を分析した結果

※1 ベースラインの血圧値、年齢、性別、BMI、降圧剤、世帯所得、塩分得点、野菜摂取、運動、喫煙、飲酒、ピッツバーグ得点(睡眠に関する得点)、外気温、居間室温、および外気温変化量で調整。

※2 有意水準*p<0.05, **p<0.01p値とは、帰無仮説(例:断熱改修前後で血圧が変わらない)が正しいと仮定した時に、観測した事象よりも極端なことが起こる確率。p値が小さいほど帰無仮説に対する根拠はより大きくなる。本調査において有意水準を5%未満としており、p値が5%よりも小さければ、帰無仮説を棄却し、5%未満で有意であるとする。

出典:一般社団法人日本サステナブル建築協会 断熱改修等による居住者の健康への影響調査 中間報告(第3回) 資料より [※1、※2]

出典:日本高血圧学会:高血圧治療ガイドライン2014 [※3]

危険なヒートショックは、血圧の乱高下が原因

室内の温熱環境による健康リスクについて、考えたことがありますか? 断熱性の低い家で暮らすと、「部屋間の温度差によるヒートショック」「室温が18℃未満では血圧上昇、循環器系疾患の恐れ」「16℃未満になると肺炎のリスクが高まる」など、健康・安全面で注意が必要です。

“さむい家”の場合は、ヒートショックが心配

ヒートショックとは
            暖かい部屋と寒い部屋との温度差による急激な血圧変動が原因で、心筋梗塞や脳卒中などを起こす健康リスクのこと。ヒートショックに関連した入浴中の死亡は、なんと交通事故死亡者数の約5倍!それも高齢者が大多数を占めています。

交通事故 死亡者数の約5倍も発生しているのね

ヒートショックとは
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交通事故 死亡者数の約5倍も発生しているのね