健康・快適な暮らしの理由 ②

夜中のトイレの回数が減ると、快眠で目覚めも爽やか

寝 室

健康・快適な暮らしの理由 ②

夜中のトイレの回数が減ると、快眠で目覚めも爽やか

寝 室

夜間頻尿が改善されると、寒いトイレで起きやすいヒートショックの予防にもなるらしいね

「トイレが近い、夜中に何度もトイレに起きる」そんな「夜間頻尿」は「過活動膀胱」の症状の一つ。国内の40歳以上の男女の8人に1人が過活動膀胱の症状をもつと言われています。過活動膀胱の改善は「睡眠の質の向上」にもつながると考えられます。

窓リフォームで“あったかい家”にしたら夜間頻尿などの過活動膀胱の症状割合が半分に!

就寝前の室温が寒い住宅(12℃未満)では、あたたかい住宅(18℃以上)に比べ「夜間頻尿」などの「過活動膀胱」の症状の割合が1.6倍と高くなることがわかっています。そこで、断熱性の高い住まいへリフォームすることで、どのくらい差がでるのか分析をしました。

断熱リフォーム後に「過活動膀胱」症状の出る確率の違い ※1,2,3

過活動膀胱の症状有無が1/2に軽減するのね

過活動膀胱の症状有無が1/2に軽減するのね

●断熱改修(または非改修)の前後2時点の656軒・1,281人の前後の
就寝前室温データに基づき、1~2年後の症状の有無に関して分析

※1 就寝前室温とは、各々の就寝時刻3時間前の居間の室温平均を意味する。室温維持群とは、前調査と比較して平均の差が±2.5℃以内の者とし、2.5℃以上上昇を上昇群、低下を低下群とした。

※2 投入したものの有意とならなかった項目:年齢、性別、BMI、喫煙、飲酒、塩分摂取、就寝前室温(前調査時点)、夜間外気温(前調査時点)、夜間外気温変化(前調査時点からの変化)

※3 投入して、有意となった項目:就寝前室温変化、世帯収入、前調査時点の過活動膀胱有無

出典:一般社団法人日本サステナブル建築協会 断熱改修等による居住者の健康への影響調査
中間報告(第3回)資料より